2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
第八十首長からむ 心も知らず 黒髪の乱れてけさは 物をこそ思へ 待賢門院堀河 (生没年不詳) 父は神祇伯源顕仲。待賢門院に仕えて堀河と呼ばれた。門院の出家に伴い自らも出家した部位 恋 出典 千載集 主題契りを結んだ翌朝の、心変わりを案じる恋の物思い 歌…
『運と人生』 1 人生とは、人がこの世で生きていくこと。この世に生きている間。あるいは、この世で生きている間に経験すること・・・・。 ということで、その人が何歳まで生きたかということが気になる私です。 私自身ふりかえって、まわりには、二十代で…
第七十九首秋風に たなびく雲の たえ間よりもれ出づる月の かげのさやけさ 左京大夫顕輔 藤原顕輔 (1090-1155) 父は藤原顕季。父に和歌を学んで、歌道の六条家を受け継いだ。『詞花集』の撰者。部位 四季(秋) 出典 新古今集 主題雲の間からもれて来る秋の…
第七十八首淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に幾夜ねざめぬ 須磨の関守 源兼昌 (生没年不詳) 父は俊輔。十二世紀初頭の歌人として知られる。部位 四季(冬) 出典 金葉集 主題須磨の千鳥の声によってもよおされた旅の哀感 歌意海峡を隔てて日中は見えるあの淡路島…
第七十七首瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川のわれても末に あはむとぞ思ふ 崇徳院 (1119-1164) 父は鳥羽天皇。父と不仲で退位させられる。保元の乱を起こし、配流先の讃岐で没した。部位 恋 出典 詞花集 主題仲をさかれても将来は一緒になろうという強い恋心 …
『冥想と経験』玉城康四郎著より。 お釈迦様はゴータマ・シッダールタという仏教の創始者のことで、2500年前頃に生まれたとされています。一般的には釈迦のことを仏陀と呼びますが、仏教では悟りを得ることを仏陀と呼び、本来は個人を表すものではなく、「目…
第七十六首わたの原 こぎ出でてみれば 久方の雲ゐにまがふ 冲つ白波 法性寺入道前関白太政大臣 藤原忠通 (1097-1164) 忠実の子。兼実と慈円の父。太政大臣に至る。父や弟と氏長者の地位を巡り争った。部位 雑 出典 詞花集 主題白雲と沖の白波とがとけあって…
第七十五首契りおきし させもが露を いのちにてあはれ今年の 秋もいぬめり 藤原基俊 (1060-1142) 右大臣俊家の子。博学だが官位には恵まれなかった。晩年、出家した。部位 雑 出典 千載集 主題願っていた子供の栄達の約束が果たされぬ悲嘆 歌意つらくても私…
第七十四首憂かりける 人をはつせの 山おろしはげしかれとは 祈らぬものを 源俊頼朝臣 (1055?-1129?) 経信の子。もと堀河天皇近習の楽人。官位は高くないが、白河院の命で『金葉集』を撰す。部位 恋 出典 千載集 主題つれない人をなびかせようと祈ったが、叶…
『池上遼一漫画と私』 池上遼一漫画との出会いは、1970年(昭和45年)発行の月刊漫画ガロ5月増刊号『池上遼一特集』でした。 そこには、「雪国」「夏」「地球儀」・・・など十一篇の作品が掲載されていました。それらの作品のなかには、必ず死にかんする描写…
第七十三首高砂の をのへの桜 咲きにけり外山のかすみ 立たずもあらなむ 前中納言匡房 大江匡房 (1041-1111) 匡衡・赤染衛門の曾孫。博学で白河院に重用された。数多くの著書を残す。部位 四季(春) 出典 後拾遺集 主題はるかな山の峰に咲く桜への愛着 歌意…
第七十二首音にきく たかしの浜の あだ波はかけじや袖の ぬれもこそすれ 祐子内親王家紀伊 平安後期の女流歌人で生没年不詳。祐子内親王(後朱雀天皇皇女)に仕えた。『堀河百首』の歌人の一人。部位 恋 出典 金葉集 主題浮気で評判の男性に言い寄られ、それ…
第七十一首夕されば 門田の稲葉 おとづれて葦のまろやに 秋風ぞ吹く 大納言経信 源経信 (1016-1097) 詩歌管弦に秀で、数々の歌合に出席し、判者も務める。任地・太宰府で没した。部位 四季(秋) 出典 金葉集 主題夕方の田舎家に稲田を渡って吹いて来る秋風…
私が、初めて自死(自殺)ということに考えがいったのは、高校生の時でした。同じ部活動の仲間のひとりが、学校に来なくなったのは、後日、自死したからだと耳にしたのです。それと、授業中、教師から三島由紀夫が割腹自殺をしたと聞かされたことも思い出さ…
第七十首さびしさに 宿をたち出でて ながむればいづこも同じ 秋の夕暮れ 良暹法師 (生没年不詳) 詳しい伝記は不明。比叡山の僧で、祇園社の別当。洛北・大原に隠棲、晩年は雲林院に住んだという。部位 四季(秋) 出典 後拾遺集 主題ものみなが秋の夕暮れの…
第六十九首あらし吹く 三室の山の もみぢ葉は竜田の川の 錦なりけり 能因法師 (988-?) 俗名は橘永愷。もと文章生だったが、二十六歳の頃に出家した。各地を旅し、歌を多く詠んだ。部位 四季(秋) 出典 後拾遺集 主題竜田川に浮かぶもみじ葉の錦織のような美…
第六十八首心にもあらで うき世に ながらへば恋しかるべき 夜半の月かな 三条院 (976-1017) 冷泉天皇の第二皇子。わずか五年で道長の圧迫により退位。出家してほどなく没した。部位 雑 出典 後拾遺集 主題不遇な現実も恋しく思えるだろうという絶望的嘆き 歌…
超能力とは、人間の力では不可能とされるような能力を指し、テレパシー、透視、予知、念力などが該当します。 そう、普通の人がもっていないすぐれた特殊能力をもっている人々を、私たちは超能力者呼ぶのでしょう。 『複合霊の秘密』安東民著より。 その超能…
第六十七首春の夜の 夢ばかりなる 手枕にかひなく立たむ 名こそ惜しけれ 周防内侍 平安後期の女流歌人で生没年不詳。後冷泉、白河、堀河天皇らに仕えた。晩年、病にかかり出家した。部位 雑 出典 千載集 主題たわむれに契っては浮き名が立つと、断る気持ち …