詩
宮沢賢治の童話を知っている、あるいは読んだことがある人は多いでしょう。が、宮沢賢治の詩を読んだことがある人は、少ないのではないでしょうか。 「雨ニモマケズ」の文は一般には詩として受容されているようですが、私は、詩とは受け取らず、メモとして残…
私が詩を書かなくなったのは、ブログとの関係が大きかったのでは。というのも、ビッグローブでのウェブリブログがなくなってしまったからかなと・・・・。そのブログ仲間との詩の交流で、出来た私の詩集『夢の翼』でした。思えば、詩集といっても一冊の本となる…
『愛すべきものであることを』1981年(昭和56年)6月。『恋慕』1984年(昭和59年)5月。『生誕』1989年(平成元年3月)からの抜粋です。 ○ 『愛すべきものであることを』 「手のひら」 やさしい手のひらから 降りたったわたしたちは それぞれの心象スケッチ…
つれづれなるままに、若き日に書きとめた詩らしきものを整理してみました。振り返れば、22、23歳の頃のことで、何を今更って感じですが、この年になると、「人は想い出に生きる・・・・」という言葉が何故かしっくりくるのです・・・・。拙い詩ですが、読ん…
『両性のための楽園の門』ウィリアム・ブレイク 3 12 おお布教師よ 神はかような報復を行うのか 私の牢獄の底に 父と子とを閉じこめた ・中央の老人は“神曲”地獄篇33章のウゴリノ伯爵、両脇に二人の孫をかかえ、前面の二人の息子も悲嘆にくれている。この…
『両性のための楽園の門』ウィリアム・ブレイク 2 7 これらの者は何か!ああ!女性の殉難者 彼女も神の似姿なのか 一方は死ぬ、生者と使者、一方は殺され、一方は逃れた ・しかし地上では「性的」、つまり錯誤過程に従う他なく、美の表章である女性は、こ…
『両性のための楽園の門』ウィリアム・ブレイク 1 ウィリアム・ブレイク(1757年~1827年)詩人・画家は、1793年に刊行した『子供たちのための楽園の門』を1818年頃、『両性のための楽園の門』と改題して再販しました。 根本は変わらないにしても、意想の体…
『経験の歌』 「序詩」 うたのつかさ人の声を聞け! その人の現在、過去、未来を見 その耳は いにしえの木の間を歩いた 聖き語を、 堕ちゆきし霊に呼びかけ、 夕露に泣き、 星天の極みも従え 失われし光をもかえすべき、聖き語を 聞きとめたその声を聞け! …
詩人であり画家であったウィリアム・ブレイク(1757年11月28日~1827年8月12日)は、1794年『無垢と経験の歌』を出版。そのなかから、幾つかの作品の紹介です。 『無垢の歌』 「序詩」 さびしい谷間を笛吹いて たのしい歌をならして行くと 雲のうえに幼児が…
『妹と私と・・・』 しあわせな家庭に 生まれてきた 妹と私・・・ いつか 思春期を迎え 生きていることに 悩む日々も・・・・・ でも 結婚して 子供も生まれ しあわせな 家庭を・・・・・・ やがて いつか この世を去る ときが来るのですが 自分で 去るとき…
『青春の恋と詩』 今になって言える、青春の恋。男女がお互いに惹かれる恋愛ですが、青春の恋は最終的に別れてしまうことが多いのでは・・・・。長い年月が過ぎ、振りかえってみると結ばれなかったことによって、かえってその恋は、いつまでたっても青春の想…
宮沢賢治詩集 より 『春と修羅』 序 わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です (あらゆる透明な幽霊の複合体) 風景やみんなといつしよに せはしくせはしく明滅しながら いかにもたしかにともりつづける 因果交流電燈の ひとつ…
月刊近文と私 8 「月刊近文」は、主催者 伴 勇氏(1918年~1992年)の逝去により、 1992年(平成4年)4月号をもって終刊となりました。1983年(昭和58年)月刊近文10月号に拙い自分の一篇の詩を掲載されたのが縁で、伴氏とは送られてくる詩誌と…
1990年度 詩誌『月刊近文』より紹介です。 『油絵』 池上治 叔父にその絵具を貰うことで、油絵をやったことがある。 独習だったが、しばらくして入門書を読んでみると、色に 深みをもたせるために、最初は原色を使用するとあった。 それも実際とはかけ離…
1989年度 詩誌『月刊近文』より紹介です。 『見たいものは』 小田悦子 青い空 青い空 目の中の虫 青い空 青い空 目のなかの虫 虫 青い空を見ようとすらば 目の中に虫がはい回る 好き通って 形もなくて 見つめようとすれば逃げて行く 手に届くものを見て…
1988年度 詩誌『月刊近文』より紹介です。 『鏡の中のふたり』 岸 まや子 あの日 わたしたちが見ていた わたしたちの鏡像 鏡の中のふたりの肌が あかるく光つながれて 照り返してくる 思い出は まばゆい真珠色の肌 ルーベンスの絵のように奥びかりする皮…
1987年度 詩誌『月刊近文』より紹介です。 『車』 梅崎義晴 列車が脱線転覆した夜 多くの人々が灯をともし 動きまわっていた 車輪が余韻を残して回っている 遠く離れて 暗い顔の男の人が 情景を見ていた その男の人に 少年が大きな声で話かけた 「こんば…
1986年度 詩誌『月刊近文』より紹介です。 『裸木』 嵯峨京子 きのう 足元を色どっていた 葉も もうない こどもたちの遊ぶ姿も消えた公園に 佇んでいるいっぽんの木 余分なものすべてを捨てた ジャコメティの像のように 空に向かってそそり立つ 長く臥せ…
1985年度 詩誌『月刊近文』より紹介です。 『町工場の屋根の上に』 後山光行 来年が来ると ハレー彗星が見える もうすっかり星のなくなった都市の 小さな町工場で 工場労働者として生きていると 残業を終えて 時にほっとして 闇の中から空を見あげること…
詩について4 に書きましたが、1983年から1992年の間、詩誌『月刊近文』が、送られてきたのですが、実際はほとんど読むことなく積読だったのです。それが、過去を顧みるようになり、40年たって本棚から拾い読みしてみるのでした。 1984年度 詩…
『趣味の部屋・詩と私』 紹介詩: メイさんの詩より 『見上げる空に』 屋根の 向こうに 空は 青く 屋根の 向こうに 木の葉は 揺れて 見上げる 空の美しさに 深呼吸を して 新しい 出会いに 心を あずけゆく 新しい わたしに 願いを こめて 『春のなか』 小鳥…
私のウェブリブログ『不思議活性』での投稿は、2005年11月~2021年11月で、ウェブリブログ・サークル『趣味の部屋・詩と私』は、2008年1月~2018年10月までの、約十年間の活動でした。 その『詩と私』の仲間のとおこさんの、 詩集『輝いてゆくあなたへ』(20…
≪ あっちゃンの詩≫より 『きずな』 今友情の蕾 ひらきかけた わかれてもきっとつながってるね 君と笑い会ってきた日々の思い出は 消すことが出来ないよ にぎやかな教室 もう会えない 門に背を向け雨のバス停 笑顔で手を振った また会える日までバイバイ 『on…
思えば、自分はなぜ詩を書くようになったのか?いつからか、自分の気持ちや考えを言葉にする、書き留めるということでアイデンティティ(自分は自分である)というか、悩んでも苦しくても、今、自分はここに生きているんだということを確認して自分の気持ち…
詩って、自然や人事について起こる感動とありましたが、自分が詩らしきものを書くようになったのは、社会人になった頃でした。自分は生きて行くということに悩んでいました。生きて行くことにやっとこで、自然や人事について起こる感動ということもなかった…
『趣味の部屋・詩と私』 紹介詩: huko さんの詩より DATE: 12/20/2011 07:08:06 AM 『ツインソウルの記憶』 どこから来たの 不思議な風よ 突然に零(こぼ)れ出る 微かな記憶よ どこへ行くの 前々世より さらに遥か 幸運の星が 私を誘う 懐かしい星よ あなた…
レミエル・音の魔術師: Lemurian chant より レミエルの詩と幻想の世界を、楽しんで頂けたらと思います。 DATE: 01/11/2010 07:20:39 AM 【オープンセサミ】 忘れさせてくれるものを 探してる それは自分 そして君とのこと 愛し合うほどに苦しむなら 愛し合…
『趣味の部屋・詩と私』 紹介詩: Rumikoさんの詩より DATE: 01/29/2009 06:17:38 PM 『春のささやき』 雪降るような星空 微かな冬の匂い 石油ストーブ 春の来る街角に そっとつぼみが揺れてたよ 天使のオルゴール開いたら 夢想いの青空 深夜放送のあとの空気…
『趣味の部屋・詩と私』 紹介詩: うつりぎさんの詩より DATE: 04/09/2009 06:36:59 PM 『愛のカタチ』 愛のカタチはたくさんあるのよ めでる愛 いつくしむ愛 優しく抱きしめる愛 強く受け止める愛 やわらかく頼りない愛 ただ見守るだけの愛・・・ たくさんのカ…
今回は、ふと、自分の2010年に書いた詩を紹介いたします。 毎年七・八月になると、家の小さな庭にトンボたちがやって来ます。 私は昆虫のなかではトンボが好きです。どこが好きかってあの軽やかに空を自由に飛び交っているところかな。以下、『太陽の使者』…