2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
第五十五首滝の音は 絶えて久しく なりぬれど名こそ流れて なほ聞こえけれ 大納言公任 藤原公任 (966-1041) 父は頼忠。博学で歌人・歌学者。愛娘の死を哀しんで官を辞し、出家した。中古三十六歌仙の一人。部位 雑 出典 拾遺集 主題水が涸れて久しい滝の今も…
第五十四首忘れじの 行く末までは かたければ今日をかぎりの 命ともがな 儀同三司母 (?-996) 高階貴子。藤原道隆の妻で、伊周や定子(一条天皇中宮)らの母。儀同三司(准大臣)は伊周の官位。部位 恋 出典 新古今集 主題幸福の絶頂において死んでしまいたい…
第五十三首嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くるまはいかに久しき ものとかは知る 右大将道綱母 (937?-995) 藤原兼家の妻で、道綱の母。『蜻蛉日記』に不遇な結婚生活を綴る。中古三十六歌仙の一人部立 恋 出典 拾遺集 主題ひとり寝の長くつらい夜の嘆きを相手に…
神さまってなんなのか、ちょっと調べてみました。日本人として生まれた私ですが、『神皇正統記』などによると、先ず、この世界を創造した神様として、天之御中主神の名前がでてきます。そこから、高皇産巣日神、神産巣日神という神様がでてきました。次に、…
石森章太郎『ミュータント・サブ』より。 「大むかし 人間は ことばのかわりに 心と心で話す 精神感応力(テレパシー)をもっていた・・・ しかし その後 ことばの発見 発明 そして発達と同時に その能力はしだいに退化してきて 現代ではほとんど そのかけらも…
第五十二首明けぬれば 暮るるものとは 知りながらなほうらめしき 朝ぼらけかな 藤原道信朝臣 (972-994) 太政大臣為光の子で、藤原兼家の養子となる。二十三歳で早世。中古三十六歌仙の一人。部位 恋 出典 後拾遺集 主題また逢えると知りながらも別れて帰る夜…
第五十一首かくとだに えやはいぶきの さしも草さしも知らじな もゆる思ひを 藤原実方朝臣 (?-998) 貞信公の曾孫。光源氏のモデルとする説も。陸奥守として任地で没す。中古三十六歌仙の一人。部位 恋 出典 後拾遺集 主題胸にあまる切ない恋心を相手に訴えよ…
マックス・ピカート著『沈黙の世界』から。 言葉は、自己がそこから立ち現われたところの沈黙と、つねに連関を保っていなければならない。 人間の言葉は単に真理のみによって決定されるのではなく、また愛情によっても決定されている。言葉は愛情をこめてふ…
第五十首君がため 惜しからざりし 命さへ長くもがなと 思ひけるかな 藤原義孝 (954-974) 謙徳公の子で、藤原行成の父。二十一歳で痘瘡にかかり没す。信心深く、極楽往生したと伝わる。部位 恋 出典 後拾遺集 主題命まで惜しくないと思った恋の永続を願う気持…
Goo ブログをはじめて、三年目・・・。「自分史」ということでは、書きたいことは一応書けたかなと思えるこの頃です。で、これからは、つれづれなるままに・・・。 『夏のおもいで・・・』 家でのプールで遊ぶ 孫たちとの 久しぶりのふれあいでした お盆が過…
第四十九首みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え昼は消えつつ 物をこそ思へ 大中臣能宣 (921-991) 伊勢神宮祭主。伊勢大輔の祖父。有名な歌人で、円融・花山両天皇から歌集の献上を度々命じられた。三十六歌仙の一人。部位 恋 出典 詞花集 主題夜も昼も思い悩…
第四十八首風をいたみ 岩うつ波の おのれのみくだけて物を 思ふころかな 源重之 男(?-1000) 清和天皇の曾孫。相模権守など地方官を歴任し、旅の歌を多く残した。三十六歌仙の一人。部位 恋 出典 詞花集 主題つれない女性のために思い悩む片思いのやるせなさ …
第四十七首八重むぐら しげれる宿の さびしきに人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師 十世紀後半の人物で、生没年不詳。当代一流の歌人らと交流があった。中古三十六歌仙の一人。部位 四季(秋) 出典 拾遺集 主題訪れるものは秋だけという荒れた住まいのわび…
『窓辺のささやき』 ・1987年(昭和62年) 『窓辺のささやき』 F30号 私は絵画に関しての知識は独学で、油絵に関してもほとんど独習でありました。油絵を始めた頃、静物を描くにも油絵をどのように扱っていったらいいのか悪戦苦闘でした。 以下、そ…
『一枚の絵画と詩』 19 『出現』 1962年 平山郁夫(1930~2009) インドに着いた玄奘は仏陀が龍を取り押さえたという岩窟に行き、一心に祈りました。 すると真っ暗な壁に丸い光が現れ、それが仏陀の姿になったと言います。 その様子を描いたの…