不思議と幸せ

小さな幸せ

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小倉百人一首 66

第六十六首もろともに あはれと思へ 山桜花よりほかに 知る人もなし 前大僧正行尊 (1055-1135) 敦明親王の孫。園城寺で修行して諸国を遍歴した。加持祈祷で効験を現し、天皇の護持僧となり、後に天台座主となった。部位 雑 出典 金葉集 主題修行のために入っ…

小倉百人一首 65

第六十五首恨みわび ほさぬ袖だに あるものを恋にくちなむ 名こそ惜しけれ相模 (生没年不詳) 源頼光の娘との説も。夫・大江公資の任地から相模と呼ばれた。離婚して脩子内親王に仕えた。部位 恋 出典 後拾遺集 主題恋の浮き名に朽ちてしまいそうな自分を惜し…

信仰と宗教について (信仰って)

信仰についてですが、自分自身の本質にかかわることであり、他から強制されるものではありません。 信仰に関連して、世の中には様々な宗教がありますが、様々な宗教の教えが絶対化されると、そこに妥協のない争いが生じてきます。例えば、イスラムとキリスト…

仏像と修学旅行

仏像について。 『やさしい仏像の見方』西村公朝著より。 仏像とは、仏教の信仰対象である仏の姿を表現した像。仏の原義は「目覚めた者」で、「真理に目覚めた者」「悟りを開いた者」の意である。また、仏像には大きく分けて4つの種類があり、位が高い順から…

小倉百人一首 64

第六十四首朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえにあらはれわたる 瀬々の網代木 権中納言定頼 藤原定頼 (995-1045) 藤原公任の子。父譲りで和歌に秀で、能書家でもあった。中古三十六歌仙の一人。部位 四季(冬) 出典 千載集 主題霧の絶え間に網代木が見える宇治川…

小倉百人一首 63

第六十三首今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを人づてならで 言ふよしもがな 左京大夫道雅 藤原道雅 (992-1054) 内大臣伊周の子。幼時に家が没落、荒んだ半生を送ったが、晩年は歌会など風流を楽しむ。部位 恋 出典 後拾遺集 主題あきらめると一言だけでも直接…

一枚の絵画と詩 20 『神奈川沖浪裏』  葛飾 北斎

『一枚の絵画と詩』 20 『神奈川沖浪裏』 (1830~1834年) 葛飾 北斎 (1760~1849) 凶暴なまでに高く激しく渦巻く波濤と、波に揉まれる3艘の舟、それらを目の前にしつつ、うねる波間から遥か彼方にある富士の山を垣間見るという、劇的な構図をとってい…

ブログと肖像画と

ブログですが、自分が知らなかったことが書いてあったり、行ったことのない景色などに出会い、いろいろと教えられます。 また、続けて、同じブログを訪問するようになった原因を思うと、そのブログを通してその書いた人の人柄というかその人の思いを感じるこ…

小倉百人一首 62

第六十二首夜をこめて 鳥のそらねは はかるともよに逢坂の 関はゆるさじ清少納言 (生没年不詳) 清原深養父の曾孫、元輔の娘。橘則光の妻となり一子を成すが離別。一条天皇の中宮定子に仕えて『枕草子』を著した。部位 雑 出典 後拾遺集 主題夜深いうちに帰っ…

小倉百人一首 61

第六十一首いにしへの 奈良の都の 八重桜けふ九重に にほひぬるかな 伊勢大輔 (生没年不詳) 大中臣能宣の孫。一条天皇の中宮彰子に仕えた。晩年は白河天皇の養育係を務めた。部位 四季(春) 出典 詞花集 主題旧都平城京の八重桜が、平安京の宮中に咲く美し…

小倉百人一首 60

第六十首大江山 いく野の道の 遠ければまだふみも見ず 天の橋立 小式部内侍 (?-1025) 和泉式部の娘。一条天皇中宮彰子に仕え、藤原教通らの寵愛を受けるが、二十代で早世。部位 雑 出典 金葉集 主題母からの便りは受け取っていないという趣旨の伝達 歌意大江…

結婚式と私と

先日、結婚式に行きました。神道、仏教徒の多い日本ですが、いつからか、結婚式は結婚式場やホテルなどにあるチャペルでキリスト教式の結婚式が行われるようになりました。 世の中、神さまの存在を信じる人。信じない人さまざまですが、イエス・キリストの最…

小倉百人一首 59

第五十九首やすらはで 寝なましものを さ夜更けてかたぶくまでの 月を見しかな 赤染衛門 (生没年不詳) 藤原道長の妻・倫子に仕え、その娘・一条天皇中宮彰子にも仕えた。大江匡衡の妻となり、良妻賢母の誉れ高い。部位 恋 出典 後拾遺集 主題来ると約束して…

小倉百人一首  58

第五十八首ありま山 ゐなの笹原 風吹けばいでそよ人を 忘れやはする 大弐三位 (生没年不詳) 紫式部の娘。母に続いて中宮彰子に仕えた後、後冷泉天皇の乳母となった。部位 恋 出典 後拾遺集 主題冷たい男に対して自分の変わらぬ気持を訴える心 歌意有馬山近く…

小倉百人一首 57

第五十七首めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬまに雲がくれにし 夜半の月影 紫式部 (970?-1016?) 藤原兼輔の曾孫で、大弐三位の母。結婚後数年で夫・藤原宣孝と死別し、一条天皇中宮彰子に出仕。『源氏物語』を著す。部位 雑 出典 新古今集 主題あわただし…

ルーツについて 4・5・6

4 文明の舞台として、古代日本を支えつづけた「西の都」大宰府について。 「大宰府」は、古代律令制下(奈良・平安時代)において、特に九州の位置的重要性を考え置かれた役所で、平安時代には、和名ではオオイミコトモチノツカサと読ませて、これは、「天…

ルーツについて 1・2・3

1 ルーツとは、根源・先祖という意味があります。自分がどこから来たのか、ときにふと誰もが一度は思うことがあるのではないでしょうか。根源を知ることは、改めて、今の自分を知ることにもなり、今を生きることの糧ともなるのではないでしょうか。自分なり…

小倉百人一首 56

第五十六首あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな 和泉式部 (生没年不詳) 小式部内侍の母。親王や公卿らとの恋を『和泉式部日記』に記す。中古三十六歌仙の一人。部位 恋 出典 後拾遺集 主題来世への思い出にもう一度逢いたいとい…